不動産屋さんに行って土地探し

公共事業で不動産を売却

私の父は結構な土地持ちでした。戦前の話ですが、あちこちに土地を持っていて、今でいうところの大地主だったと聞いています。今では見る影もありませんが、高度成長期には公共事業のために持っている不動産を数多く売却しました。私が小中学生の時がちょうど高度成長期ですが、当時住んでいた家も、新幹線が通るということで、立ち退きとなりました。公共事業の立ち退きでは、国から引越し費用や仮住まいの費用等が出ます。持っている不動産も相場より少し高い価格で買ってもらえます。一人でも立ち退きを拒否すれば、新幹線が通らないわけですから、多少高値でも買ってもらえるというわけです。

私の父親は当時の住まいのすぐ隣に工場を所有し、商売をしておりましたので、立ち退きに時間がかかりました。商売をしている以上、取引先がありますので、こちらの都合で簡単に商売を中止するわけにはいきません。ご近所からはごねている、などと言われましたが、実際は仕事の区切りをつけるために結果的に立ち退きが最後になっただけです。住まいと工場、他にも所有していた不動産を買い取ってもらい、そのお金を元手に商売を広げました。民間企業が相手よりは、公共事業の立ち退き対象となったほうが、交渉がスムーズであることは確かでしょう。

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